執筆裏話

『Interface(インターフェース)』2018年4月号
徹底インタビュー

『Interface(インターフェース)』2018年4月号の特集記事『研究 AIスピーカの仕組み』について、
株式会社Bee 中村仁昭 岩貞智 にインタビューを行いました!

始めに、簡単に今回の執筆記事の内容について紹介してください。

岩貞:
自作したのはアマゾンから出されてるAlexaのSDKと、Googleから出されているGoogle AssistantのSDKを使用してふた通り自作してみた。 どちらもラズパイ上へのインストールから動作と、簡単なアプリケーション作成までを解説してます。
中村さんは更に、SDKを使用しないAIスピーカ作りのトライと音声認識の中身の解析を執筆した。

情報収集はどのように行ったんですか?

岩貞:
自作のところに関してはAmazonとGoogleがそれぞれ公開しているドキュメントを中心に読んだかな。
始めの方は自作しました記事もちょこちょこ見てたんだけど、開発が活発なので1ヶ月もするとインストール方法が全く変わってたりで…。
なので、オリジナルのドキュメントを見ないとついていけないw

中村:
SDKはそんな感じやろなぁ。作る時にドキュメントを常に参照する感じやな。

岩貞:
はい。どのタイミングのSDKのインストールを参考に記事にするかが難しいところですね。

中村:
俺の方はもう、ひたすらググってた感じやなぁ。あと、開発元の論文を参照したり。
一時期「Pocket」のsmart_speakerタグに50本ぐらいリンクがあった。今でも整理したのに23本リンクが残ってたわw

執筆(作成)期間はどれくらいだったんですか?

岩貞:
作成期間は冬休み中w 執筆期間は初稿から編集含めて1ヶ月くらいかな〜。
話自体は秋口からあったので作成期間前にも多少お試ししてたんだけど、 その期間中にもドンドン変わっていってた感じ。googleとかは年末に日本語対応したし。

中村:
俺は年が開けてから土日で作成したなw

執筆期間の方が圧倒的に長いんですね。
執筆するのと作成するのと、どちらが楽しかったですか?

岩貞:
そら作るほうが楽しいで、そっちが本業やからw

中村:
ほんまにw

今回掲載されたもの以外に、デモの候補はあったんですか?

中村:
他には無かった気がするな。なんかあったっけ?

岩貞:
特になかったかな…。あんまり考えても思いつかなかったっていうのもあるけど。AIスピーカの導入なので、シンプルな構成でわかりやすいのにしたかな。 編集さんにはInterfaceの読者はドMなのでもっとドMなもの作って欲しいって言われたけどw
後で中村さんと話してて、Linuxの強みをもう少し活かして遊ぶとかも 面白かったかな〜とかも思ったけど。「Astrerisk使って~」とか話してましたね。

確かに、導入という印象でした。想定した読者像などあったんでしょうか?

中村:
うーん、あんまり気にして書いてないかな?
その辺は編集さんがしっかりチェックしてくれる感じなので、こっちはひたすら書くって感じやね。

オフ会が開催される予定ですが、どういうことをされるんですか?

※2018年4月20日に開催予定です。詳しくはこちら

中村:
実際にデモを見せる、ぐらいしかまだ考えてないな……。どう?

岩貞:
そうですね〜、なんかオモロイことはしたいとは考えてますけどw
今回紙面でしたデモを見せても「へ〜」としかならないから、何か考えたいですね。アイデア募集中w
そうそう、今回執筆でAlexaとGoogle Assistantのアプリ作って思ったけど、やっぱり実際使えるかどうかはアイデアなんよね〜。
Amazonが優秀なSkillにはお金払うって言ってるのでみんなで賞金目指して作ってみるっていうのもオモロイかもね。

中村:
賞金なんてあるんやな。なるほどね。サービスに誘導する以外にインセンティブがない気もしたので、賞金はありやね。

参加者の方の実験報告、聞けたら面白そうですね

中村:
しかし、記事を読んで実験とかしてくれるもんやろか?

岩貞:
全然わからないですね。読者の反応が知りたい。

中村:
あー、反応は知りたいな。どMなんやろか?とか?w

岩貞:
どこで推し量るか難しいですねw

最後に、AIスピーカ自作に挑戦しようとしている人に アドバイスなどあればお願いします。

岩貞:
SDKインストール周りの記事の内容は今もドンドン古くなっていってると思うので試す人は注意必要やね。
あと、動かすまで凄い簡単なので是非手を動かして見て欲しいかな。AIスピーカがなんで騒がれているのかわかると思う。